今回は「音名」の読みかたを取り上げます。
保育士試験♪筆記の音楽問題
【ゼロから覚える】徹底講座①②では、
楽譜の読みかたを解説しました。
目指すは「ド・レ・ミ・・・」と
数えなくてもぱっと読めるレベルです。
そうすると、
問題を解くのもスラスラになりますよ!
その「ド・レ・ミ・・・」ですが、
実は・・・
ほかの2種類の読みかたをマスターする必要があります。
その2種類とは
「英語の音名」と「日本語の音名」です。
![](https://hoikuen-job.club/wp-content/uploads/2021/05/68f1ca2078c4615d80f4bbfc3894aa96-300x255.png)
え~っ?ドレミは日本語じゃないの~?
ほかの教科の勉強もたっくさんあるから、
そんなのイヤだなぁ・・・
という人が多いかも知れませんが・・・
実際の問題を解くとき、
「ドレミ」よりも
「英語の音名」や「日本語の音名」が分からないと
タイヘンなんです。
今回は、英語と日本語の音名を覚える理由と、
どんな時に使うか、
どんなふうに覚えるのかについて解説します。
難しい問題に立ち向かう前に
「準備」として覚えることで、
これからの学びがラクになること間違いナシです!!
「ドレミ」だけではなく「英語の音名」「日本語の音名」はなぜ必要?
基礎編①と②で、楽譜の読みかたを
テッテー的に覚えようとお話しました。
しかも「ドレミ」で・・・。
「ドレミ」はだれにでも馴染みがあるので、
譜読みは「ドレミ」でOKです。
でも・・・保育士試験では、
保育音楽に関するいろいろな問題が出され、
「ドレミ」だけではゼッタイ解けない問題があるのです。
なぜなら、
以上の2種類の読みかたで、
問題が出たり答えを求められます。
コードネーム:Cm A7 F#dim など
調の名前:ハ長調 変イ長調 ロ短調 など
この2種類についてマスターしておかないと、
答えるどころか、
問題の意味すら分からないという状態になります(涙)
ちなみに「ド・レ・ミ・・・」はイタリア語の読みかたです。
試験問題には、ドレミはほとんど使いません。
違う音名はどう使い分けたらよい?
「英語の音名」や「日本語の音名」に慣れている人は、
問題ごとにサッサと使い分けいただき、
これから覚える人は・・・
・・・という戦略がオススメです。
楽譜を読むときは
チャッチャと「ドレミ」を問題用紙に書き入れていって、
問題ごとに「英語」や「日本語」にまちがえずに書き直す、
というのが良いでしょう。
覚えるべき3種類の音名と覚えかた
![いろいろな音名](https://hoikuen-job.club/wp-content/uploads/2021/07/23875f6bf5e72562f159903055651177-e1625727661841.png)
【英語の読みかたの注意】
「ドレミ」の「ド」にあたるスタートが、
ABCの「A」ではなく「C」
【日本語の読みかたの注意】
「ドレミ」の「ド」にあたるスタートが、
イロハの「イ」ではなく「ハ」
![](https://hoikuen-job.club/wp-content/uploads/2021/05/96877bb0fc9f68d99b6d0317ed61606b-300x219.png)
なんだか・・・こんがらがりますぅ・・・
![HAPPY先生](https://hoikuen-job.club/wp-content/uploads/2021/05/9C60A33A-F6B8-4D2B-8831-83D57CB98381-1-1-e1621383028982.jpeg)
「ラ」に注目してみて!!
英語も日本語も「ラ」からスタートだと
スンナリいきますよね?
「ラ」の音は、
チューニングをする時の基準音になったり、
時報の音も「ラ」!
ピアノの一番低い音が「ラ」だから、
そこから名前をつけた・・・
という説もあるんですよ♪
覚えるときは「ラ」を基準にして
「ABC・・・」「イロハニホヘト・・・」
と頭に入れると良いでしょう!
決して「ド」からスタートして
「ABC」「イロハ」と読まないこと!
気をつけて下さいね!!
「ABCD・・・」「イロハニ・・・」と覚える!!
×「ド」からスタートして
「ABC・・・」「イロハニ・・・」と読まない!
問題が配られたら・・・やっておきたい「おススメのこと」
ここで、はっぴい先生からおススメの、
ちょっとしたワザをご紹介!!
「保育実習理論」の中で、
音楽の問題は6問だけですが、
その6問を確実に解くために・・・
音名がこんがらないように、
問題用紙が配られたら、
いちもくさんに
「音名リストをスキマに書く!!」です。
![問題用紙に書こう](https://hoikuen-job.club/wp-content/uploads/2021/07/0360051a16e077756535e7d50adf0ff6.png)
音がズレるだけで、
答えが大きく違ってしまいます。
点数をとるために、
しっかり書き出してしまうことをおススメします!
まとめ 徹底講座③で覚えること
基礎編③で学んだことをまとめます。
今回も、基本中のキをお伝えしました。
音楽の問題でつまずいている人の中に、
音名がゴチャゴチャになっているケースが多く見られます。
ぜひ「ここは大事なんだなぁ」と
心の中にとどめていただけると嬉しいです。
次回は、①~③で覚えた音に
変化記号をつけていきます!!