今回は「音名」の読みかたを取り上げます。
保育士試験♪筆記の音楽問題
【ゼロから覚える】徹底講座①②では、
楽譜の読みかたを解説しました。
目指すは「ド・レ・ミ・・・」と
数えなくてもぱっと読めるレベルです。
そうすると、
問題を解くのもスラスラになりますよ!
その「ド・レ・ミ・・・」ですが、
実は・・・
ほかの2種類の読みかたをマスターする必要があります。
その2種類とは
「英語の音名」と「日本語の音名」です。
え~っ?ドレミは日本語じゃないの~?
ほかの教科の勉強もたっくさんあるから、
そんなのイヤだなぁ・・・
という人が多いかも知れませんが・・・
実際の問題を解くとき、
「ドレミ」よりも
「英語の音名」や「日本語の音名」が分からないと
タイヘンなんです。
今回は、英語と日本語の音名を覚える理由と、
どんな時に使うか、
どんなふうに覚えるのかについて解説します。
難しい問題に立ち向かう前に
「準備」として覚えることで、
これからの学びがラクになること間違いナシです!!
「ドレミ」だけではなく「英語の音名」「日本語の音名」はなぜ必要?
基礎編①と②で、楽譜の読みかたを
テッテー的に覚えようとお話しました。
しかも「ドレミ」で・・・。
「ドレミ」はだれにでも馴染みがあるので、
譜読みは「ドレミ」でOKです。
でも・・・保育士試験では、
保育音楽に関するいろいろな問題が出され、
「ドレミ」だけではゼッタイ解けない問題があるのです。
なぜなら、
以上の2種類の読みかたで、
問題が出たり答えを求められます。
コードネーム:Cm A7 F#dim など
調の名前:ハ長調 変イ長調 ロ短調 など
この2種類についてマスターしておかないと、
答えるどころか、
問題の意味すら分からないという状態になります(涙)
ちなみに「ド・レ・ミ・・・」はイタリア語の読みかたです。
試験問題には、ドレミはほとんど使いません。
違う音名はどう使い分けたらよい?
「英語の音名」や「日本語の音名」に慣れている人は、
問題ごとにサッサと使い分けいただき、
これから覚える人は・・・
・・・という戦略がオススメです。
楽譜を読むときは
チャッチャと「ドレミ」を問題用紙に書き入れていって、
問題ごとに「英語」や「日本語」にまちがえずに書き直す、
というのが良いでしょう。
覚えるべき3種類の音名と覚えかた
【英語の読みかたの注意】
「ドレミ」の「ド」にあたるスタートが、
ABCの「A」ではなく「C」
【日本語の読みかたの注意】
「ドレミ」の「ド」にあたるスタートが、
イロハの「イ」ではなく「ハ」
なんだか・・・こんがらがりますぅ・・・
「ラ」に注目してみて!!
英語も日本語も「ラ」からスタートだと
スンナリいきますよね?
「ラ」の音は、
チューニングをする時の基準音になったり、
時報の音も「ラ」!
ピアノの一番低い音が「ラ」だから、
そこから名前をつけた・・・
という説もあるんですよ♪
覚えるときは「ラ」を基準にして
「ABC・・・」「イロハニホヘト・・・」
と頭に入れると良いでしょう!
決して「ド」からスタートして
「ABC」「イロハ」と読まないこと!
気をつけて下さいね!!
「ABCD・・・」「イロハニ・・・」と覚える!!
×「ド」からスタートして
「ABC・・・」「イロハニ・・・」と読まない!
問題が配られたら・・・やっておきたい「おススメのこと」
ここで、はっぴい先生からおススメの、
ちょっとしたワザをご紹介!!
「保育実習理論」の中で、
音楽の問題は6問だけですが、
その6問を確実に解くために・・・
音名がこんがらないように、
問題用紙が配られたら、
いちもくさんに
「音名リストをスキマに書く!!」です。
音がズレるだけで、
答えが大きく違ってしまいます。
点数をとるために、
しっかり書き出してしまうことをおススメします!
まとめ 徹底講座③で覚えること
基礎編③で学んだことをまとめます。
今回も、基本中のキをお伝えしました。
音楽の問題でつまずいている人の中に、
音名がゴチャゴチャになっているケースが多く見られます。
ぜひ「ここは大事なんだなぁ」と
心の中にとどめていただけると嬉しいです。
次回は、①~③で覚えた音に
変化記号をつけていきます!!