保育実習理論♪おぼえよう!音楽の基礎知識⑤音楽家・楽曲の種類

おぼえよう!音楽の基礎知識シリーズ⑤保育士試験
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問6の選択問題では、
さまざまな音楽の知識が問われます。

頻度は少ないですが、
外国の作曲家、楽曲の種類ついての
〇✕問題も出ることがあります。

これらは手を広げすぎてしまうと、
あまりに膨大な暗記が必要なので、
これまでの過去問を中心に、
出る可能性のあるものを
まとめていきます。

外国の覚えるべき作曲家

子どもの歌の作詞、作曲家については、
別な投稿でまとめています。

こちらでは、問6に出る可能性のある、
外国の作曲家についてのまとめます。

有名な作曲家にしぼって、
覚えておけば大丈夫です。

名 前主な情報有名な曲など
モーツァルト・1756-1791
・オーストリア出身
・幼少期は神童として
 有名だったが、晩年は
 貧困で35歳で没
・あらゆるジャンルで多くの
 曲を残したが、なかでも
 三大オペラは有名
・3大オペラ
フィガロの結婚
②魔笛
③ドン・ジョヴァンニ
・アイネ・クライネ・
 ナハトムジーク
・レクイエム
・トルコ行進曲
ベートーベン・1770-1827
ドイツ出身
・ハイドン、モーツァルトと
 並びウィーン古典派の代表
・20代で難聴、
 40代で聴覚を失う
・ピアノソナタ「月光」
・交響曲第5番「運命」
・ピアノ曲「エリーゼのために」
・交響曲第9番《合唱》
→第九、「喜びの歌」
ショパン・1810-1849
・ポーランド出身
・前期ロマン派の代表
・ピアノの詩人
 美しい旋律・半音階的和声法
 ピアノの新しい世界を生む
・ノクターン(変ホ長調)
・幻想ポロネーズ
・エチュード「別れの曲」
・エチュード「革命」
・エチュード「蝶々」
・エチュード「黒鍵」
・エチュード「木枯らし」
バッハ・1685-1750
・ドイツ出身
・バロック音楽の代表
・日本の音楽教育では
 「音楽の父」とされる
・音楽家の家系で、ヨハンは
 J.S.バッハと呼ばれる
・G線上のアリア
・マタイ受難曲
・ヨハネ受難曲
・アヴェ・マリア
・主よ、人の望みよ喜びよ
・ミサ曲ロ短調
シューベルト・1797-1828
・オーストリア出身
・初期ドイツ・ロマン派の代表
・600曲をこえる歌曲を作曲
「歌曲の王」と呼ばれる
歌曲「魔王」
・歌曲集「冬の旅」
 菩提樹
・歌曲集「白鳥の歌」
・歌曲集
「美しき水車小屋の娘」
・子守歌
・ピアノ五重奏曲「ます」
・軍隊行進曲
チャイコフスキー・1840-1893
・ロシア出身
・華やかなオーケストラ曲
・三大バレエ
・リズムの天才
・三大バレエ
くるみ割り人形
②白鳥の湖
③眠れる森の美女
・交響曲6番「悲愴」
・幻想序曲
 「ロミオとジュリエット」
ヴィヴァルディ・1678-1741
・イタリア出身
・バロック音楽後期の代表
・作曲家でありながら、
 孤児を集めた養育院の教師
 でもあった
・12の協奏曲作品8
 第1番~第4番「四季」
ドビュッシー・1862-1918
・フランス出身
・印象派、象徴派
・昔の和声法にとどまらず
 自由で新しい作曲法
・ベルガマスク組曲
 「月の光」
・亜麻色の髪の乙女
・2つのアラベスク
ブラームス・1833-1897
・ドイツ出身
・バッハ、ベートーヴェンと
 共にドイツ音楽「3大B」と
 呼ばれる
・ロマン派・古典主義の側面も
・ピアニストでもあった
・ハンガリー舞曲
・子守歌
赤字は過去問で出ている問題

楽曲のいろいろな種類

〇✕を問うかたちで、
問6で出されることがあります。

音楽形式や曲の種類も、
数多くあるので、
保育士試験に出そうなものにしぼって、
覚えるようにしましょう。

名 称覚えておきたい特徴
メヌエット3拍子の舞曲のこと
・フランスが起源
・穏やかで優雅な速度
→宮廷舞曲の典型
ワルツ・3拍子の舞曲のこと
・ドイツ・オーストリア起源
・田舎風
ポロネーズ・3拍子の舞曲のこと
・ポーランド起源
・勇壮で華麗
スケルツォ・3拍子の器楽曲
・ベートーベンが
 メヌエットの代わりに使用
・快活な曲想
サンバブラジル発祥
・躍動感あふれるリズム
・もともと労働階級の音楽
・2拍子とシンコペーション
カンツォーネイタリアのポピュラーソング
・明るくシンプルな曲想
ヨーデル・スイス・オーストリアの
 アルプス地方発祥
・地声と裏声を繰り返す歌唱法
フラメンコ・スペイン・アンダルシア地方の
 の伝統音楽と踊り
・歌い手とギター、踊り
・情熱的で、激しいステップ
ポルカ・チェコ、ボヘミアの民族舞踊
速い2拍子
・刻んだステップ
ガムラン・インドネシアの民族音楽
・打楽器を中心にした
 大編成のアンサンブル
・祭式や劇、舞踊の伴奏
赤字は過去問で出ている問題

まとめ

今回まとめた、
「作曲家」や「楽曲の種類」は、
「保育に関係あるの~?」と
思ってしまいますよね。

「音楽の基礎知識」として
知っておこう、というスタンスで、
範囲をしぼって覚えておきましょう。

実際に「はたけのポルカ」という、
楽しい歌が保育の現場で歌われています。
歌に合わせて子どもたちが踊りますよ。

「たった1問」と思わずに、
しっかり正解をもぎ取れるよう、
ポイントを押さえましょうね!