小学生の頃、鍵盤ハーモニカに
「ドレミのシール」を貼った思い出ありませんか~?
大人になってから、
「ドレミのシール」は・・・ちょっと恥ずかしい??
いえいえ、
そんなことは決してありません!
行事のピアノ伴奏を控えた保育士さんや、
保育士試験が間近の受験生のみなさんは、
背に腹は代えられません!
私が指導している受験生にも、
どんどん使ってもらい、
実際に「譜読みが速くなった」と
実感してもらっていますよ。
この記事では、
鍵盤に「音名」をラベリングする方法を通して、
できるだけ速く譜読みをして
「なめらかな演奏」につなげる提案をしていきます。
初心者に「音名シール」の使用を勧めるワケ

楽譜の音と、鍵盤の位置が、
ちょっと不安なんです・・・

そういう場合は、思い切って
「音名シール」を使いましょう!
楽譜上の音符と、
鍵盤の位置との関係がスムーズにつながり、
譜読みの時間が短くなるからなんです!
忙しい保育士や、
保育士試験を控えた受験生、
保育士養成校の学生さんには特におススメです。
ピアノの先生によっては
「いつまでも覚えないから使わないように」
と指導することが多いです。
でも・・・
ピアノを今から始める幼児なら・・・
時間をたっぷり使って覚えることは出来ますが、
私たちには、たっぷり時間がない
ですよね?
すぐに弾けるようになりたい
ですよね?
その場合は、
臆せず「音名シール」を使いましょう。
使うコツさえおさえておけば、
なんのリスクもありません。
「音名シール」をおススメする理由は・・・
その分を練習時間に充てられる
②楽譜上の音と「音名シール」を連動させることで、
読譜力がアップする
③シールの数を調整していくことで、
結果「シール不要」になるほど覚えることができる
譜読みの時間の短縮
楽譜が読めない・・・という人は、
迷わず楽譜に
「ドレミ」を書き入れていることと思います。
その楽譜の「ドレミ」は
「鍵盤のどこ、どこ~?」と迷っていては、
時間がもったいないです。
同じ「ド」でも、
高い「ド」や低い「ド」など、
ピアノの88鍵の中に8か所もありますよね。
鍵盤を探している時間がもったいないです!
「音名シール」を貼って、譜読みの時間を短くして、
稼いだ時間を「練習時間」につぎこみましょう!
読譜力の向上

えっと、ここが「ド」だから・・・
次は「ドレミファ・・・」ソかな?
こんなふうに、
五線を数えながら弾いている人は
いませんか~??
ピアノの熟達者のように、
理想としては、
見てすぐ「ソ」と分かるようになりたいですよね。
「楽譜にドレミを書き入れる」
+「鍵盤に音名シールを貼る」
この2つの作業を通して
→ 毎日練習することで、
よく出てくる音、
よく使う音から覚える効果があるんです。
楽譜の音が読める
→ その音が鍵盤のどこにあるか分かる
ようになる
この状態が、毎日の繰り返しで
知らず知らず身についていきます!
繰り返し練習で「シール不要」な状態に!
初めは「ドレミファソラシ・・・」と、
全ての鍵盤にシールを貼って良いと思います。
でも学校の試験の日や、
保育士試験の当日には、
会場のピアノにシールを貼れませんよね?
ということで、毎日コツコツ練習し、
慣れていくにつれて、
自分のペースで少しずつシールをはがしていきましょう。
ひとつの曲の練習を重ねていくと、
スポーツなどと同じで、
身体が(この場合は指が)
曲を覚えてくれるんです。
頭で考えて弾く段階から、
指が勝手に動いてくれる状態までくれば、
もう大丈夫!
時間をかけて練習すれば、
シール無しで弾けるようになる日が
来るでしょう。
少しずつシールをはがして
「無し」で弾けるを目指す!!
おススメ① 市販の「鍵盤シール」
今回おススメするグッズの中では、
一番コストがかかりますが・・・
こちらです!

← 楽譜上の音符の表記と音名の両方が!!
コストがかかる分、
得るものは大きいです!
なぜなら、
シールに有益な情報が盛り込まれている
からです。
先ほど「シールを使うことによって読譜力がアップする」
と書きましたが、
その時に使うシールが「音名」だけだと、
若干パワーが弱いのです。
実は、市販されているシールには、
「楽譜上の音符」も一緒に記載されている
ものがあるんです!
「ドレミ・・・」の文字は小さくなりますが、
この際「譜読みをマスターしよう!」
という人にはおススメです!
音名が大きく表記されたものがあります。
↑「送料無料」ですが、
1枚しか届かないので気をつけて!
※数オクターブ分に貼る場合は、
何枚か買って下さいね。
「音の名前だけ」のもの、
「五線上の音符と音名」のものなど、
いろいろなタイプがあります。
自分が分かりやすいものを使いましょう。
おススメ② 全面が貼れるタイプの付箋を使う
自分でカスタマイズするには、
手持ちの付箋を使うのが簡単だし手軽ですね!
でも・・・
気をつけたいのが、付箋のタイプです。

付箋の全面が接着するタイプにしないと・・・
下の部分が剥がれて弾きにくいです。
おススメは、
ロール状になった「ロール付箋」10~15mm幅です。
どんな長さに切っても、
全面が貼りつくので便利です。
ドは赤、レは黄色・・・
のように好きな色で分けて、
楽譜上の音にも色をつけると・・・
音のマッチングができますよ!
おススメ③ マスキングテープを使う
マステも、
手ごろな値段で手に入りますね。
あくまでも
「ドレミ」を目立つように書きたいので、
無地のものを選びましょう。
また、幅が細いものを使うと、
何回も弾いているうちに
剥がれたり、よじれたりします。
付箋と同じ、
12~15mmのものを使うことをおススメします!
まとめ
「早く弾けるようになりたい」
「試験まで間に合わせたい」という人に、
譜読みが速くなる
「音名シール」がおススメです。
その理由は・・・
①譜読みの時間が短縮され、 その分を練習時間に充てられる ②楽譜上の音と 「音名シール」を連動させることで、 読譜力がアップする ③シールの数を調整していくことで、 結果「シール不要」になるほど 覚えることができる
・・・からです。
「音名シール」のおススメとして、
3種類ご紹介しました。
①市販のシール
②全面が貼れるロールタイプの付箋
③マスキングテープ
②と③は
12~15mmのものがおススメです!

くれぐれも、
鍵盤の位置と名前がズレないように
貼って下さいね!

はい!
これでバッチリ練習が
できそうで~す!

弾きなれてきたら、
少しずつシールをはがしていく、
ということもお忘れなく!
効率的な練習方法については、
こちらの記事を参考にしてみて下さいね!